|
「半七捕物帳全集」 岡本綺堂作 3150円 |
||
|
作者みずから「和製シャーロック・ホームズを念頭において書いた」という半七捕物帳は、岡っ引を主人公にすえた日本最初の捕物帳であり、かつ最初の時代ミステリーだった。この捕物帳は大正6年から昭和12年までのあいだ、時に中断を含みながら書き継がれ、全69作品が残された。明治の雰囲気と江戸の濃厚な香りのただよう、またとない好読み物である。以下に69編の収録作品一覧をあげた。
岡本綺堂(1872〜1939) 劇作家としては、「修善寺物語」「番町皿屋敷」など、旧来の歌舞伎に近代的な感覚を盛り込んで、新歌舞伎運動を推進したことで知られる。だが、多くのエッセイのほか、ここに取り上げた「半七捕物帳」で、作家としても人気を博した。 |
|||
| お文の魂 石燈籠 勘平(かんぺえ)の死 湯屋の二階 お化け師匠 半鐘(はんしょう)の怪 奥女中 帯(おび)取りの池 春の雪解(ゆきどけ) 広重と河獺(かわうそ) 朝顔屋敷 猫騒動 弁天娘 山祝(やまいわ)いの夜 鷹のゆくえ 津の国屋 三河万歳 槍突き お照の父 向島の寮 蝶合戦 筆屋の娘 鬼娘 |
小女郎狐 狐と僧 女行者 化け銀杏 雪達磨 熊の死骸 あま酒売り 張子の虎 海坊主 旅絵師 雷獣と蛇 半七先生 冬の金魚 松茸 人形使い 少年少女の死 異人の首 一つ目小僧 仮面 柳原堤の女 むらさき鯉 三つの声 十五夜御用心 |
金の蝋燭 ズウフラ怪談 大阪屋花鳥(かちょう) 正雪(しょうせつ)の絵馬 大森の鶏 妖狐伝(ようこでん) 新カチカチ山 唐人飴(とうじんあめ) かむろ蛇 河豚太鼓(ふぐだいこ) 幽霊の観世物 菊人形の昔 蟹(かに)のお角(かく) 青山の仇討 吉良の脇指(わきざし) 歩兵の髪切り 川越次郎兵衛 廻り燈籠 夜叉神堂(やしゃじんどう) 地蔵は踊る 薄雲(うすぐも)の碁盤 二人女房 白蝶怪(はくちょうかい) |
|