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「ガラス玉演戯(上下)」 ヘッセ/高橋健二訳 (上)ドットブック 304KB/テキストファイル 239KB (下)ドットブック 303KB/テキストファイル 235KB 各735円 |
| 精神的なユートピア「カスターリエン」にあこがれ、その指導者となる運命に導かれるクネヒトの伝記というかたちをとって、戦争と雑文文化の20世紀に対する文明批判を盛りこんだ未来小説。だが、「ガラス玉演戯名人」という最高位に昇りつめたクネヒトは最後に、現実遊離の精神性だけの生活に疑問をいだき、現実の世界のなかでの「教師」という奉仕の道を選びとる。……作家ヘッセの最後の長編であり、これ以前に書いた「郷愁」「デーミアン」「知と愛」「シッダールタ」「荒野の狼」などを通じて一貫して追求してきた「魂の救済」の総決算をなす大作。読みやすいとは決していえないこの作品は、とくに戦後のドイツにおいて驚くほど多くの読者を獲得するとともに、ヘッセがノーベル文学賞に輝く契機ともなった。 ヘルマン・ヘッセ(1877〜1962) 南ドイツの小さな町カルヴの宣教師の息子。時計の歯車磨き助手、書店員などをへて、「郷愁」で広く認められて作家に。作品はすべて自伝的で、苦悩をへてある種の解脱へと到達する内容が特色となっている。代表作「郷愁」「車輪の下」「デーミアン」「荒野の狼」「知と愛」「シッダールタ」「ガラス玉演戯」。 |
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