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「人形の家」 イプセン作/林穣二訳 ドットブック版 130KB/テキストファイル 87KB 315円 |
| 銀行の頭取に出世した堅気な弁護士ヘルメルとその妻ノーラとは、仲むつまじい夫婦であった。だがノーラには、夫が病に冒されたときに、借用証書に偽りの署名までして内緒で工面した借金があった。その借金の相手はヘルメルによって職場をくびにされると、秘密の暴露とひきかえにノーラに、復職を夫に働きかけるよう迫る。スキャンダルは危うく未然に回避されるが……ノーラは決然として子どもと家を捨てて出ていく。心を描く近代劇の出発点となった記念碑的作品。
イプセン(1828〜1906) 南ノルウェーのシーエン生まれの劇作家。幼いとき父が破産し、暗い少年時代をおくる。大学で医学を学ぼうとしたイプセンは、受験勉強のためにラテン語でキケロを読んでいるうちに、戯曲『カティリーナ』を書き上げた。評判は良く、作家としての自信は、これによって高まった。しかし祖国に失望し、1864〜92年まで海外に活動の場をもとめた。1866年『ブラン』が大成功をおさめ、国王に請願していた詩人の報酬がかなえられ、国の代表的詩人となった。その後『ペールギュント』『人形の家』『幽霊』など数々の名作を生み出し、近代劇の創始者となった。 |
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