「十八史略」予約購読募集

 

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 ●どんな作品?

秦始皇帝

則天武后

 臥薪嘗胆、鼓腹撃壌(こふくげきじょう)、酒池肉林、管鮑(かんぽう)の交わり、太公望、喪家(そうか)の狗(いぬ)、鼎(かなえ)の軽重を問う、隗(かい)より始めよ、むしろ鶏口となるも牛後となるなかれ、燕雀(えんじゃく)いずくんぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや、虎穴に入らずんば虎子を得ず、水清ければ大魚棲まず、国士無双、四面楚歌、韓信の股くぐり、刎頚(ふんけい)の交わり、糟糠(そうこう)の妻、背水の陣、多々ますます弁ず、竹林の七賢、馬鹿の由来、泣いて馬謖(ばしょく)を斬る、死せる孔明、生ける仲達を走らす……これらはすべて「十八史略」からでた言葉です。この書物はこうした成語、ことわざの宝庫でもあり、古くから親しまれてきた中国古典のひとつです。

 
中国には膨大な史籍があり、正史二十四史だけでも三千三百余巻、専門家でもいちいちこれを通読することはできません。そこで宋の司馬光は戦国時代から五代十六国までを通史としてまとめ、編年体の「資治通鑑(しじつがん)」を作りました。それでもなお二九四巻もありました。「十八史略」は元の学者曽先之(そうせんし)が、こうした中国史をさらに要約して、万人に読ませようとして書いたものです。すなわち十八史略は、
 司馬遷の「史記」、班固(はんこ)の「前漢書」、范曄(はんよう)の「後漢書」、陳寿の「三国志」、唐太宗の「晉(しん)書」、沈約(しんやく)の「床(そう)書」、蕭子顕(しょうしけん)の「南斉書」、姚思廉(ようしれん)の「梁書」、同「陳書」、魏収の「後魏書」、李百薬の「北斉書」、崔仁師(さいじんし)の「後周書」、魏徴の「隋書」、李延寿の「南史」、同「北史」、欧陽脩(おうようしゅう)・宋祁(そうき)の「唐書」、欧陽脩の「五代史」、李Z(りとう)・劉時挙(りゅうじきょ)の「宋鑑」
 の十八史を略述してできあがりました。
「十八史略」は、もともと初学者の啓蒙書として編集されたもので、専門史家からは通俗書としか評価されていませんが、「十八史略」は、中国の太古から宋末に至るまでの治乱興亡を平易に叙述するとともに、その間、聖賢・偉人・烈女等の人間像をいきいきと描き、その点でも魅力ある読み物となっています。
「十八史略」が日本に伝わったのは足利時代の中葉とみられていますが、徳川時代に入ると各藩校・漢学塾等では、どこでもこれを教科書として用いました。また明治に入ると、はじめは小学校、のちには中学校で、漢文や東洋史の教科書として広く使われたのです。しかも「十八史略」は単なる中国史の要約ではなく、儒教精神による政治哲学が盛り込まれて人間の生き様が描かれ、無味乾燥な読み物ではなくなっています。今日まで多くの人に愛読されてきたわけもここにあります。
 なお、今回の連載配信版では、古代から唐の滅亡までを扱い、それ以降の五代十国、北宋、南宋時代は割愛しました。日本との関係からいっても、これで十分と思われるからです。

 ●作者紹介

曽先之(そうせんし)――吉水(湖西省)の出身であるが、生没年は不明。南宋時代から元朝初期にわたって生きた学者。仕官の登竜門である進士となって、湖南省の提挙茶塩司幹弁公事などを歴任、南宋が滅亡したあとは、元朝に仕えることはなかった。

 ●訳者紹介

森下修一(もりした しゅういち)
1913年、愛知県生まれ。京都大学文学部卒業後、大蔵省、読売新聞、日本興業銀行、産業経済新聞を経て、以降はもっぱら中国問題を研究。「中国新金融論」「新中国地理」ほか、多数の中国関係の著書がある。
どんな感じのものなのか
「十八史略」サンプル

「鼓腹撃壌」の部分をHTMLファイルにしたもので、クリックすれば読めます。このページにもどるには、ブラウザの「もどる」ボタン、あるいは表示されたページの末尾にある「もどる」のリンクをご利用ください。 

●予約購読にあたって
  作品:「十八史略

  曽先之/森下修一訳

  予約購読料:2520円(税込み)

[ お申し込みにあたりましては、下記購読規定のすべてにご同意いただくことになります。内容を十分ご確認の上、お申し込みください。]

◆今回配信の「十八史略」 は第一巻から第五巻まで、時代でいいますと古代から唐の滅亡までの時代になります。これを18回に分け、毎週水曜日に予約購読者にメール添付で送ります。約4カ月の連載です。途中からのお申し込みもできます。このときには既配信分はまとめてお送りします。

◆連載配信の終了後には、上下2冊くらいにまとめた完本を予約者の方にお送りします。

◆ 配布開始日……2010年5月19日(水)スタート、以後毎週水曜日に配信いたします。

◆ ファイルは(1)テキストファイル、(2)ドットブック・ファイルの2種を用意します。購読申し込みのときに、どちらかを選んでください。 ドットブックには挿絵・図版がはいります。それぞれのファイルの特徴と利用法につきましてはこちらをご覧ください。

連載開始以降の中途解約はできません。したがって返金もできませんのでご了承ください。

◆ 送付先のメール・アドレスは1回のお申し込みに対して1つしか指定できません。複数のアドレスをお持ちの方はご注意ください。

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